大和証券は3月6日、ユーザーがプロンプトを入力することなく音声データから個別業務に特化したアウトプットを生成するアプリケーション「Speech2Summary」を開発し、社内での業務利用を開始したことを明らかにした。
同社は2023年4月に全社員約9000人を対象にChatGPTの利用を開始したが、プロンプトエンジニアリングスキルを全社員が身に着けて使いこなすためのハードルは高く、現場での活用が予想以上に進まない点が課題となっていたそうだ。
そこで今回、プロンプト不要でChatGPTを業務活用できる方法を検討し、同アプリケーションを開発したことのことだ。構想から1週間で内製開発に至ったとしている。今後はユーザーのフィードバックに基づいてチューニングを進め、精度の向上を図る。