葛力創造舎、SAGOJO、プレイシンク、KDDIは3月6日、東日本大震災の中長期的な復興に向け、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用した福島県葛尾村の関係人口を創出する実証を3月11日から開始することを発表した。

今回の実証では、葛尾村の1次産業または2次産業の復興などに協力した人に特典付きのNFTを無料で配布する。NFTを活用して葛尾村の関係人口をブロックチェーン上で把握し、NFT保有者のみが参加できる限定チャットやイベントなどを開催する。複数のNFTを保有すると、葛尾村の課題解決プロジェクトの企画提案などができるようになるという。

  • 実証のイメージ

    実証のイメージ

実証の概要

葛尾村で農作業の手伝いなど地域課題解決に協力した人に対し、プレイシンクが提供するウォレット「NFTCloak」を使用してNFTを配布する、現地の所定場所に設置されているQRコードを読み込むと、NFTを無料で取得可能だ。

NFT保有者は葛尾村の地域共創コミュニティの一員として限定チャットに参加でき、チャット上ではNFTの保有数に応じた特典が受け取れる。また、チャット上での関係人口同士のやりとりや特典を通じて、葛尾村の課題解決に対する意欲を高めることで、葛尾村の継続的な関係人口創出を促すとのことだ。

特典について

特典については、NFT保有者同士がつながる地域共創コミュニティへの参加のほか、一般公開されていないイベント情報の受け取り、葛尾村の湧き水コーヒー、葛尾村の課題解決プロジェクトの企画提案などが予定されている。

  • 配布するNFTのイメージ

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