ELSOUL LABO B.V.(以下略、エルソウルラボ)は3月1日、Google CloudとFirebase上でフルスタックアプリを構築できるTypeScriptサーバーレスフレームワーク「Skeet」の最新版「Ver.2」のリリースを発表した。
「Skeet」はTypeScriptを使用したオープンソースのサーバーレスアプリ開発ツールでGCP(Google Cloud)とバックエンド処理を提供するFirebase上にアプリを構築するフレームワーク。昨年3月にGoogle Cloudのインテグレーションプロダクトに認定。Google Cloud上での効率的なアプリケーション開発を目指しオープンソースで開発が進められている。
開発を支援する多くの機能が導入
最新版「Ver.2」では、CI/CDパイプラインの効率化やビルド時間の短縮を狙いインストールが高速でディスク容量も抑えられるJavaScriptパッケージマネージャー「pnpm」、テストフレームワークには高速ビルドツール「Vite」上で起動する「vitest」によるテスト駆動開発(TDD)の促新、マルチパッケージリポジトリにフォーカスしたバージョン/ログ管理ツール「Changesets」、データモデルからHono Webサーバーを介してWebAPIを瞬時に生成するScaffold機能などSkeet開発者を支援するツールが導入される。セキュリティ面では、クラウド上で関数を作成できる機能「Cloud Functions for Firebase」の呼び出し可能関数が利用できるようになり、httpsエンドポイントを非公開にすることでアプリのセキュリティを向上させている。
「Skeet Ver.2」の上記以外の詳細な変更点については、Skeet ドキュメント、及びGitHubサイトで確認できる。