Microsoftは2月29日(現地時間)、Windows 11, バージョン23H2および22H2向けのセキュリティ以外のプレビュー更新プログラム「KB5034848」をリリースした。OSビルド番号が「22631.3235」(23H2向け)および「22621.3235」(22H2向け)であるこの更新プログラムは、「Moment 5」と呼ばれるWindows 11の5番目の大型アップデートを含んでいるとされている。2023年9月にMoment 4がプレビューリリースされて以来5か月ぶりの大型アップデートであり、Copilot in Windowsの強化をはじめとする多くの新機能が含まれている。
Moment 5の新機能を有効にする方法
Moment 5で提供される新機能の数々は、KB5034848をインストールしただけではデフォルトでは有効になっていない。有効にするには、Windows Updateの設定で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の項目を「オン」にしておく必要がある。
この項目を「オフ」のままでKB5034848をインストールした場合は、「オン」に変更した時点で新機能が利用可能になる。また、「オフ」のままにした場合は、時間が経過してMicrosoft側の準備が整ったタイミングで順次利用可能となる。
Moment 5の主な新機能
Moment 5における主な新機能や機能改善としては、以下を挙げることができる。
- Copilot in WindowsおよびMicrosoft Copilotの大幅な機能強化
- ウィジェットの改善
- 音声アクセスやナレーターをはじめとするアクセしビリティ機能の強化
- デフォルトの壁紙としてWindows スポットライトを採用
- Windows 共有オプションの拡張およびニアバイシェアの改善
- スナップ レイアウトにおけるAIを搭載した提案機能
- スクリーンキャストの強化
- Windows Updateを利用したWindowsの修復
Moment 5では、上記の他にも非常に多くの機能改善が行われている。なお、一部の機能は、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではなく、地域やグループごとに段階的にロールアウトされるものもある。