ECサイト構築SaaS「makeshop」、新決済「Smart Checkout」4月リリース 1クリックで注文完了

GMOインターネットグループのGMOメイクショップはこのほど、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」において、最短1クリックのみでスピーディーに注文を完了できる新決済画面「Smart Checkout(スマートチェックアウト)」を4月中旬より順次リリースすると発表した。よりスピーディーで快適な購入体験を実現し、コンバージョンの改善を支援する。

GMOメイクショップの提供する「makeshop byGMO」は、2022年には年間流通額が3055億円に到達、導入店舗数は2023年10月末時点で1万2000店を誇るECサイト構築SaaS。上位版サービスとして、カスタマイズに対応する「GMOクラウドEC」も提供し、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスの EC化をサポートする。

4月中旬からは、最短1クリックのみでスピーディーに注文を完了できる新決済画面「Smart Checkout」を順次提供する。

従来の「makeshop byGMO」で構築されたECサイトの決済画面では、購入者が会員ログインしている場合、決済完了まで3回の画面遷移があり、5回のクリックが必要だった。今回のリニューアルにより、会員ログインしている場合には画面遷移はなく、わずか1回のクリックで決済を完了できる。

これにより購入者は、スピーディーで快適な決済を体験できる。一方、「makeshop byGMO」利用ショップは、購入者がカートに商品を入れたものの購入まで至らず離脱してしまう「カゴ落ち」を防ぐことができ、両者にメリットが生じる。

支払い方法と配送方法の簡略化により、会員ログインしている場合、過去に入力したデータが自動入力され、支払方法や配送方法を「選択する」という行為が不要になった。購入者に無駄なストレスを与えず、ショッピングを楽しめる環境を提供する。

ゲスト購入も画面遷移数が減り手続きがスムーズになった。ゲスト購入時の従来の決済画面で、注文者情報を入力完了するには2回画面遷移する必要があったが、今回のリニューアルにより注文者情報は1画面で入力可能となり、次の画面で支払情報と配送方法の選択に進むことができる。

スマートフォンファーストの設計を採用し、入力項目に記入するフォントサイズや余白設計を工夫したことで、画面がタップしやすく、老若男女問わずより快適な利用を可能にした。入力フォームの最適化も行い、入力ミスによるエラーを分かりやすく表示する、商品届け日などの重要な情報をハイライト表示するなどし、買い物時のストレスを軽減を図った。

マイページからのアドレス帳登録・修正機能の追加も予定。商品配送先の登録が最大150件まで可能になり、お中元・お歳暮など同じ人に定期的に商品を贈るギフト注文もより簡単に行うことができる。

新決済画面は6つのフェーズに分けて順次リリースが予定されており、第1フェーズ(4月中旬予定)では、決済画面の1画面化(クレカ・Amazon Pay・代引き・銀行振込・自由決済のみ対応)、第2フェーズ(5月下旬予定)では、利用できる決済の拡充(PayPay・楽天ペイ・Paidy・LINE Payに対応)をリリースする。

その後、2024年内リリース予定の第3フェーズで定期購入機能、予約販売機能、複数配送、アドレス帳管理に対応。reCAPTCHAのv3導入。各種決済に対応(バーチャル口座・クロネコカード・atone)。第4フェーズで各種決済に対応(コンビニ前払い・キャリア決済・GMO後払い・クロネコ代金後払い・NP後払い・NP掛け払い)。第5フェーズで各種決済に対応(後払い.com・GMO後払い)。第6フェーズ各種決済に対応(Paid・Paypal・WeBBy・インターネットバンキング)GMOポイントに対応。ネットスーパーデリバリーに対応する。

GMOメイクショップは、”誰もがECを利用できる環境=EC普及率100%”を実現させるため、2004年より「makeshop byGMO」を提供してきた。2020年より、昨今のEC市場の拡大に伴う競合サービスの台頭や市場環境の変化に対応し、さらに利用ショップの要望に応えるため、「makeshop byGMO」のシステムをフルリニューアルする「次世代EC開発プロジェクト」を進めており、このプロジェクトの一環として今回の決済画面リニューアルを実施することで、より快適な買い物体験の実現を目指す。