オンライン診療のプラットフォーム「SOKUYAKU」などを展開するジェイフロンティアは2月29日、サプリメントや化粧品の自社D2Cブランドを展開するウェルヴィーナスの株式取得による子会社化を決定したと発表した。サプリメント・化粧品分野における取扱商品のポートフォリオ拡充による事業拡大・収益力強化の実現、自社事業との相互送客、両社の事業ノウハウの活用により、「SOKUYAKU ヘルスケア経済圏」利用者の長期継続利用を促進する。
ジェイフロンティアグループは、「人と社会を健康に美しく」を経営理念に掲げ、未病・予防期間を長期化させ疾病期間を短縮化させる「SOKUYAKU ヘルスケア経済圏」の創出に努めている。「疾病期間」の短縮化に向けては、オンライン診療のプラットフォーム「SOKUYAKU」の拡大を図っており、「未病・予防期間」の長期化に向けては、人々の健康増進・生活の質向上に資する自社オリジナル医薬品・健康食品・化粧品の販売といった D2C 事業(EC・通販事業)に注力している。
ジェイフロンティアは、2月29日開催の取締役会において、ウェルヴィーナスの株式取得による子会社化を決議した。同日に株式譲渡契約を締結し、3月1日に株式譲渡を実行する。
ウェルヴィーナスは、サプリメントや化粧品の自社D2Cブランドを展開。主力商品の「北国の恵み」は、軟骨の水を除く構成成分の約90%を占めるⅡ型コラーゲンとプロテオグリカンを抽出したサプリメントとして、高い商品力とブランド力を誇り、継続率の非常に高い優良定期会員を数多く抱えている。顧客層は50代以上のシニア層を中心としており、人口減少が続く国内においても今後の成長が見込まれる。
ウェルヴィーナスの2023年3月期の売上高は、前期比22.7%増の28億4900万円だった。当期純損益は4300万円の純損失だった(前期は5900万円の純利益)。
ジェイフロンティアは、この度のウェルヴィーナスの子会社化により、サプリメント・化粧品分野における取扱商品のポートフォリオ拡充により、自社のさらなる事業拡大・収益力強化が実現できるとの考えを示した。
加えて「SOKUYAKU」事業との相互送客を進めるとともに、ウェルヴィーナスのこれまでの事業ノウハウを活かし、「SOKUYAKU ヘルスケア経済圏」全体において利用の長期継続利用を促進していく。