Microsoftは2月26日(現地時間)、Windows InsiderプログラムのBetaチャネル向けに「Windows 11 Insider Preview Build 22635.3212」をリリースした。このビルドでは、ウィジェット向けに新しい通知バッジが追加されたほか、タスクバーの動作が遅くなる問題や、検索を開くとすぐに閉じてしまう問題などの既知の問題の修正が行われている。
最新のアップデートをすぐに適用する設定にしているユーザー向けの変更点
Build 22635.3212における新機能および修正は、Windows Updateの設定に応じて2種類の方法でロールアウトされる。Windows Updateのページで「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の項目を[オン]にしている場合は、このビルドに含まれる次の2つの試験的な変更が適用される。
- PCを起動してログインした際に、タスクバーの表示が非常に遅くなる可能性がある問題が修正された
- タスクバーにアプリアイコンが一杯になっている状態で、検索を開いても閉じてしまう問題が修正された
これらの修正は、前述の設定を[オフ]にしている場合はすぐには適用されず、後に準備が整った時点で段階的に適用される。
すべてのユーザー向けに展開される変更点
次の新機能および修正は、Windows Updateの前述の設定に関わらず、Betaチャネルに参加するすべてのユーザーに対して適用される。
- ウィジェット向けに新たに通知バッジが導入された
- ウィジェットボードの左上隅に見逃した通知の詳細が表示されるようになった
- タスクバー上のウィジェットアイコンの表示がおかしくなる問題が修正された
Microsoftによると、ウィジェットの通知バッジおよび見逃した通知の表示は、まだBetaチャネルのすべてのInsiderに提供されているわけではないとのこと。これらの機能は、準備ができ次第、段階を踏んでロールアウト範囲が拡大されていく予定となっている。