TISインテックグループのTISは2月28日、APIを活用した情報サービスの開発や社内DXを支援する「API連携ビジネス活用支援サービス」に新サービスとして、APIプラットフォーム構築を支援する「API連携プラットフォーム構築支援パック」を追加することを発表した。
APIを外部に公開することで新たなビジネスを生み出し商圏を広げていく"APIエコノミー"に注目が集まっており、同社ではAPIビジネス注目する企業向けに「API連携ビジネス活用支援サービス」の提供を行ってきた。今回、新たにAPI連携プラットフォームの自社構築を支援する「API連携プラットフォーム構築支援パック」を提供する。
「API連携プラットフォーム構築支援パック」の具体的なサービス内容
システム開発企業や情報システム開発・運用担当者などが自身でAPIの構築・運用を行えるよう支援する同サービスは、API管理製品、クラウド環境の提供と技術支援で構成されており、技術支援にあたる「技術アドバイザリー」は、「構築フェーズ」と「運用フェーズ」に分けて、それぞれ定例会議とメール対応を行う問い合わせ窓口を用意、約3カ月程度の技術レクチャーが行われる。
「API管理ソリューション」では、オープンソースの「Kong Gateway」をベースにしたブリスコラ社のAPI開発、運用、分析に対応するフルライフサイクル管理ソリューション「BAMs Series」のAPI管理機能「BAMs Gateway」や管理情報を可視化する「BAMs Monitor」などが含まれる。
「クラウド環境」に関しては、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)から選択でき、従量課金方式で提供される。同社は、今後も新機能や関連サービスを追加していく予定で従量課金モデルのAPI連携プラットフォームサービスやAPIの利活用データの収集・分析サービス、API活用コンサル、API運用サービスなども検討しており、商品開発を積極的に進めていく考えだ。