PFUは2月29日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」のキャプチャリングソフトウェア「PaperStream Capture / Capture Pro」をリニューアルして提供開始することを発表した。
スキャンしたデータの「仕分け」機能や「データ抽出」機能を簡単に活用できるよう、シンプルな画面構成や簡単操作を追求した新たな設定モードとして「かんたん作成」モードを搭載。また、従来の設定モード「こだわり作成モード」においてもUI(User Interface)を改善している。
かんたん作成モードを搭載
新たに搭載したかんたん作成モードでは、「画像として保存」「仕分けして保存」「データを抽出し保存」の3つの選択肢を用意した。目的に合ったスキャン方法を選択し、画面の表示に従って設定項目を選択するだけで迷うことなくスキャンが可能になったという。
また、従来のこだわり作成モードでは、全ての設定項目から目的に合わせて必要な読取設定を選択することで、より高度な設定も可能となっている。
目的に応じたスキャンが可能に
「仕分けして保存」は、バーコードを使って納品書を取引先ごとのフォルダに分けて保存したい場合などに使用する。ジョブを作成することで、ファイルの分割や保存先を振り分けるだけでなく、まとめてスキャンしたイメージデータを自動的に仕分けて保存できるため、スキャン後のデータ整理の効率化が見込めるという。
「データを抽出し保存」は、伝票番号や注文書番号をファイル名に設定するなど、原稿に含まれる情報を有効活用したい場合に使用する。スキャンした原稿の定位置に印字されたテキストやバーコードを認識して出力することで、スキャン後のデータ検索が容易になるとのことだ。
「絞り込み機能」はBPOなど集中入力現場において大量のジョブを作成して運用している場合に、目的のジョブを検索できる新機能。加えて、集中入力シーンにおいて読取作業のスピードアップに有効な機能強化などを実施している。