リンクジャパンは2月29日、九電テクノシステムズ(Q-テクノ)と連携し、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」から、Q-テクノ製のスマートEV(電気自動車)充電器の利用予約や決済を行えるサービスの提供を開始したことを発表した。

  • スマートホーム統合アプリ「HomeLink」でEV充電が可能に

    スマートホーム統合アプリ「HomeLink」でEV充電が可能に

HomeLinkとは

HomeLinkは、直感的に家中を管理・操作できるスマートホーム統合アプリ。リンクジャパン製の製品だけでなく、多くの他社製品やサービスと住宅をリンクでき、「家に近づいたら照明をON」「室温23度に上がったらエアコンをON」「湿度が50%に下がったら加湿器をON」などの操作が行える。

今回の連携により、HomeLink上で、新たにQ-テクノ製EV充電器の予約や充電開始・終了などの操作、充電時間などの確認が可能となる。さらに、HomeLink上で利用料金の決済も可能となり、充電に関する一連の手続きが同アプリ1つで完結する。

  • 家電や施錠などの操作をはじめ、EVの充電や料金支払いに至るまで、家の中も外も「HomeLink」アプリが一気通貫でサポート

    家電や施錠などの操作をはじめ、EVの充電や料金支払いに至るまで、家の中も外も「HomeLink」アプリが一気通貫でサポート

集合住宅オーナーは、Q-テクノ製スマートEV充電器を物件に導入することで、入居者向けの充電スタンド設備を低コストで整えられるほか、利用料金も自身で設定可能。さらに「HomeLink」を導入している物件オーナーはEV充電器の利用料は発生せず、従来のサービス利用料のみで運用可能となっている。

東京都内では2025年4月から、新築住宅への太陽光パネルの設置が義務化されるが、同サービスを導入した集合住宅では、太陽光パネルで発電したエネルギーを共用部に使うだけでなく、入居者のEV充電用電力としても活用できるという。

今後の取り組み

両社は、電力不足や脱炭素社会の実現に向けて2022年10月に資本業務提携を締結し、住宅の創エネ・蓄エネ・省エネをマネジメントする「ホームプロシューマ」事業を共同で進めている。

今回の連携により、集合住宅や戸建て住宅などにおけるEV充電スタンドの設置を大きく促進し、CO2排出量の削減などに貢献していく構えだ。また、今後もさまざまなQ-テクノ製品と「HomeLink」アプリとの連携を進めるとしている。