SCSKは2月27日、自社開発のERP「ProActive」と、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のBI(ビジネス・インテリジェンス)ツール「Amazon QuickSight」を連携したデータ活用のための「ダッシュボードソリューション」を3月1日より提供開始すると発表した。

「ダッシュボードソリューション」の特徴

「ダッシュボードソリューション」では、ProActiveで収集・蓄積されたデータと、Amazon QuickSightに用意しておいたダッシュボードテンプレートを連携することにより、複雑なデータが可視化され、経営判断における重要な指標としてデータを活用できる。

具体的には、ProActiveが企業のさまざまな業務データを一元管理し、それらを整理して蓄積する役割を担い、それらのデータを、Amazon QuickSightへの連携に最適化されたデータ構成に変換する。

ダッシュボードテンプレートは、過去の導入に基づいた知見を踏まえ、中堅企業のデータドリブン経営を行う上で必要となるKPIが事前に設定されている。

各指標をグラフやチャートを用いて可視化することで、迅速に情報を把握し、直感的に理解できる。

  • ダッシュボードのイメージ

今後の展開

SCSKは2023年10月にAWSと締結した戦略的協業契約において、顧客のデータドリブン経営支援を重点施策の一つに掲げており、新ソリューションはその具体的な取り組みとなる。

今後は、管理会計データに加え、勤怠や販売管理に関するデータとの連携を順次進めていく。また、ダッシュボードも、経営状況をより多面的に洞察するため、カスタマイズ可能なオプションの提供なども視野に入れている。