クラウドストライクは2月27日、生成AI「Charlotte AI」とセキュリティとITの統合運用プラットフォーム「Falcon for IT」の一般提供を開始するとともに、統合データ保護ソリューション「Falcon Data Protection」に新たな機能が加わったことを発表した。
「Charlotte AI」の特徴
AIの基盤モデル複数を活用する「Charlotte AI」により、会話型AIを活用できる。具体的には、質問の回答を自然言語で受け取れるほか、ワークフローの自動化機能により、迅速な対応が可能になる。
早期に導入したユーザーによると、セキュリティ対策に関する質問から回答までの所要時間が75%、クエリの書き込み時間が57%、攻撃者捕獲の所要時間が52%短縮したという。
「Falcon for IT」の特徴
「Falcon for IT」は、Charlotte AIで生成AIワークフローを実行するためにゼロから開発された初めての製品。同製品は、単一プラットフォームで可視化、リスクの把握、エージェントとプロダクトの一元化を可能にする。
具体的には、「自然言語による質問から技術資産を合理化し、さまざまなOSに保存されたあらゆるアセットをリアルタイムで可視化」「Charlotte AIが組織全体の資産の状態と潜在的リスクに関する質問に即時に回答し、セキュリティギャップを解決」「自動対応によるトラブルシューティング、コンプライアンスの遵守、迅速なフォレンジック調査」などが可能。
「Falcon Data Protection」の新機能
「Falcon Data Protection」に、Webベースの商用生成AIツールに機密データが複製、貼り付けまたはアップロードされた場合、データ漏えいを即時に阻止する機能が追加された。