Akamai Technologies(アカマイ)は2月27日(米国時間)、マイクロセグメンテーションソリューションである「Akamai Guardicore Segmentation」をハイブリッドクラウド環境に拡張することを発表した。

  • イメージ:AGSのコンソールにMicrosoft Azureの製品を表示し、通信の可視化と制御が行える

    イメージ:AGSのコンソールにMicrosoft Azureの製品を表示し、通信の可視化と制御が行える

クラウドを標的とする攻撃を阻止

今回の拡張により、アタックサーフェス(攻撃対象領域)を削減し、クラウドネイティブのワークロードを標的とする攻撃の阻止を支援する。ネットワークセキュリティ担当者は、複数のパブリッククラウドをまたいだ環境全体のセグメンテーションを単一のインターフェースからシームレスに管理でき、ポリシー導入までの時間短縮や組織全体での単一のネットワークガバナンスの実現、管理の複雑さの軽減が図れるとしている。

Akamai Guardicore Segmentationは、まずMicrosoft Azureの導入向けにAzure Marketplaceを通じて提供され、その後、年内にAkamai Connected Cloudで利用可能になるという。

Akamaiのエンタープライズセキュリティ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのPavelGurvich氏は、次のように述べている。「パブリッククラウドとマルチクラウド環境は、ほとんどの組織のビジネス運用に不可欠ですが、それらの組織ではクラウドを安全に活用するために必要な可視性とセキュリティ制御が欠如しています。クラウドのセキュリティを確保するためには、環境内でどのアプリケーション、ワークロード、トラフィックフローが移動しているかをセキュリティ担当者が確認できる必要があります」