楽天グループ(楽天)は2月27日、「楽天市場」出店店舗向けの総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」について、運営関係者と利用店舗が意見を交わす意見交換会を2月5日に開催したと発表した。
意見交換会は、「楽天市場」や「楽天市場」出店店舗の成長に貢献するEC物流の発展を目的としたもので、今回が初開催となる。運営関係者からは、楽天、「RSL」の荷物配送を担う日本郵便、楽天と日本郵便の合弁会社で「RSL」の倉庫運営を担うJP楽天ロジスティクスの3社が参加した。「RSL」の利用店舗との間で、同物流サービスの運営方法や内容、今後の取り組みなどについて意見を交わした。
「RSL」では、これまで、担当の物流コンサルタントによる利用店舗への物流運営支援や、定期的な顧客満足度調査の実施を通じて、利用店舗からの意見を収集し、サービスの改善につなげてきた。意見交換会を通じて、各事業の多様な関係者が相互に意見を述べ合うことで、関係者間の交流をさらに深め、EC物流を共に発展させていくことを目指す。
意見交換会では、楽天から、「RSL」の今後の展望として、物流アウトソーシングサービスに留まらず、サービス、システム、オペレーションの各領域において「楽天市場」との連動性を高め、物流起点で出店店舗の成長を加速するサービスを提供していくという方向性を共有した。日本郵便はP-DX(郵便・物流事業改革)や、楽天との協業を通じたEC物流戦略が紹介した。
「RSL」の利用店舗からは、ギフト商品の配送仕様や梱包資材、配送状況のシステム連携などについての意見や質問、要望が寄せられた。「RSL」のさらなる改善とEC物流の発展に向けた活発な意見交換が行われた。
楽天は、今後も「楽天市場」出店店舗を始めとした関係者と共に「RSL」を進化し、「楽天市場」と出店店舗のさらなる成長を支えるEC物流の構築に向けて取り組んでいく。