エートゥジェイは2月21日、販促・CRM機能一体型のクラウドECカートシステム「メルカート」において、Kivaが提供するウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」とシステム連携を開始した。これにより「メルカート」を利用するECサイトで、容易に「ユニウェブ」の導入が可能となる。すべてのユーザーが利用しやすいECサイト作りをサポートする。
エートゥジェイの提供する「メルカート」は、ECサイト構築実績国内NO.1の「ecbeing」から生まれた、クラウドECプラットフォーム。多彩な機能性や操作性に優れたUI、万全のセキュリティ、システムの自動更新、集客からCRMまでサポートする専門チームなどを通じて、顧客のECサイトに対するさまざまな課題を解決する。
このほど、ウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」とシステム連携を開始した。
Kivaが提供する「ユニウェブ」は、すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、さまざまな状況にいる利用者が、音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を可能にするウェブアクセシビリティサービス。すべてのウェブサービスにコードを1行を追加するだけで、当日導入が可能という特徴も備える。
今回のシステム連携により、「メルカート」を利用するECサイト上にタグを1つ設置するだけで、導入当日からウェブアクセシビリティ機能の利用が可能になる。自社のサイト上の文字サイズの調整や色の彩度の調整など、「JIS X 8341-3:2016」や「WCAG2.1」のウェブアクセシビリティ規格への準拠をサポートし、ユーザーがより利用しやすいサイト作りに貢献する。
▲連携のイメージ
2024年4月1日に障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が施行され、国や地方公共団体などに義務付けられている合理的配慮の提供が、民間の事業者も義務化されることになる。そのためWebサイトでも、利用者の障害などの有無やその度合い、年齢や利用環境に関わらず、あらゆる人々が提供されている情報やサービスを利用できる環境づくりが求められる。
こうした状況を受け、「メルカート」は、さまざまな人に利用しやすいECサイトをスムーズに提供できる環境を目指し、すべてのWebサービスに対して規格に準じたWebアクセシビリティ機能を提供できる「ユニウェブ」とのシステム連携に至ったとしている。