NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2月26日、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するオウンドメディアサイト「docomo business Watch」を公開した。これまで「ICT Business Online」として公開していた内容をリニューアルして展開する。

中小企業の課題解決に向けた導線を整理

サイトでは中小企業層のDX課題解決を促すため、各社の課題やニーズを顕在化するテーマ別の情報コンテンツを掲載。導入事例やサービス情報なども組み合わせて提供し、潜在的な課題の発見から顕在化した課題の解決までサポートする。

リニューアルに際しては、課題の発見を促すべく、サイト内導線の見直しやコンテンツの拡充を図ったほか、課題解決に向けた相談チャネルやサービス注文サイトとの連携を強化している。

  • 中小企業層の課題解決を支援する

    中小企業層の課題解決を支援する

サイト内導線の見直しにおいては、必要な情報にすぐたどり着くことを意識したインタフェースとしているようだ。グローバルナビゲーションは導入事例やカテゴリごとに絞り込み検索を可能とするようなデザイン変更を施している。

また、サイト内コンテンツの拡充に向けて「まとめ記事ページ」を新設。リニューアル後は特に生成AIや2024年問題などトレンドとなっているコンテンツを充実させる予定だとしている。

  • リニューアル後のサイトのイメージ

    リニューアル後のサイトのイメージ

顧客の課題解決を支援する策として、「ドコモビジネスオンラインショップ(法人向けICTサービス注文サイト)」「オンライン相談窓口」「ドコモショップ店頭相談」の3種の導線を追加した。読者の要望に応じた接点へ誘導することで次のアクションを促す。

リニューアルの背景

昨今はサービスや製品などを導入する際に、検索エンジンを活用しWebメディアから情報収集する場面が増えている。特に認知のきっかけとなるフェーズでWeb情報が有効であり、顧客自身がWeb検索で詳細な情報を入手し比較検討が進められる。

NTT ComはNTTドコモグループとして法人向け事業である「ドコモビジネス」を手掛ける。両社の法人事業における得意領域を統合することで、両社がこれまでに個別で手掛けてきたソリューションをワンストップで提供する体制を整えている。

今回、法人向けのサービス注文サイトである「ドコモビジネスオンラインショップ」のサービス拡充を進めるとともに、潜在的な顧客の課題解決を支援するべく、情報提供の強化を狙いサイトのリニューアルに至ったとのことだ。