ナッシュ、大阪の一部で自社配送開始 コスト削減と商品の劣化を軽減

冷凍宅配食サービス「nosh(ナッシュ)」を手掛けるナッシュは2月5日から、大阪市内の対象エリアに住むユーザーに対し、自社ドライバーによる直接配送サービスを開始した。物流コストの削減と、品質の劣化を防いで届けることが目的。

 

同社の物流センターから半径10キロメートル圏内の北区、西区、中央区、福島区が対象で、2024年春頃までに順次拡大していく予定だ。

 

配送するスタッフは自社で採用した。ユーザーから直接、商品や配達に関わるニーズを聞いたり、ナッシュのおいしい食べ方を案内したりして、自社配送の強みを発揮する。

 

倉庫から直接個人宅に届けることで、商品の劣化を軽減できるとしている。

 

現段階では配送価格の変更はないが、将来的には500円台にまで削減できるようにする考え。また、大阪市内の配達エリアを順次拡大するとともに、首都圏でのサービス展開についても検討する。

 

同社は2023年10月以降、今回開始したサービスを含め、送料の値下げなど、ユーザーが利用しやすい施策を実施した。2月15日には累計販売食数8000万食を突破したという。