電通は2月22日、AI×クリエイティブで企業の事業・サービス開発を支援する「AIQQQ STUDIO」のサービス提供を同日から開始することを発表した。
「AIQQQ STUDIO」とは
AIQQQ STUDIOは、AI×クリエイティブで企業の新規事業やコミュニケーション開発の量・質・スピードを飛躍的に向上させ、ビジネスの成長を支援する国内電通グループ独自のサービス。
同サービスでは、国内電通グループ独自のAIで創作した大量の仮説をもとに、電通のクリエイターの知見を踏まえ、製品や顧客体験のイメージを生み出すプロセスを構築するという。
AIで作成した大量の案の中から、クリエイターが的確なクリエイティブを絞り込んでいくためのワークショップの設計やファシリテーションを行うほか、電通デジタルが独自に開発したAIソリューション「∞AI Chat」をテーマごとに専用でカスタマイズすることで、AIを駆使して顧客の評価をシミュレーションし、案の絞り込みを実施する。
加えて、電通が持つさまざまな生活者の行動・意識データを活用することにより、より納得度の高い顧客評価シミュレーションも可能になるという。
サービス内容
サービス内容として同社は、「事業・サービスデザインを推進」「コミュニケーションのデザイン」「顧客体験やシステムの開発」という3点を挙げている。
事業・サービスデザインを推進においては、AI×クリエイティブにより、企業の事業変革や新規事業アイデアの創出、ターゲット像の洗い出しやその選定を行うことで、事業・サービスデザインのコンセプトを迅速に開発・検証を行うという。
また、コミュニケーションのデザインでは、AI×クリエイティブにより、メッセージやビジュアルアイデアから、ターゲットの選定や、コミュニケーション内容を迅速に開発・検証を行うこと、顧客体験やシステムの開発では、AIを活用した業務プロセス構築や社内システムの企画開発、コンシューマーサービスやエンターテインメントの企画開発などを行うことが挙げられている。
同社は、国内グループの独自AIとビジネスデザイン領域に従事する電通のクリエイターのケイパビリティを掛け合わせ、顧客企業の新規事業開発やコミュニケーション開発のプロセスに量・質・スピードをもたらし、事業の成長を支援していきたい構え。