ワコール、第3四半期 EC売上12%増 国内ワコールは高水準を維持

ワコールホールディングス(HD)の2023年4ー12月期(第3四半期)における国内外主要6社のEC売上高は、前年同期比2.0%増の355億円だった。国内のワコール事業の売上高は同12%増の164億円、ピーチ・ジョンは同22%減の26億円だった。国内ワコールの売上高は堅調に推移しているが、ピーチ・ジョンの苦戦により、全体の成長率は伸び悩んだ。

 

国内のワコール事業では、自社ECで休眠顧客の掘り起こしに努めた。その結果、秋冬のセール商品の売り上げが好調に推移し、大幅な増収となった。他社ECでは、モールの運営事業者との連携を強化した結果、好調に推移している。

 

ピーチ・ジョンの国内事業の自社ECと直営店については、有力タレントとのコラボレーション企画により、新規顧客の獲得に注力したが、想定した結果を上回ることができなかった。他社ECにおいては、新たなECモール事業者との取引を開始したことが寄与し、好調だった。