NTTドコモと日本電信電話(以下、NTT)は2月21日、6G(第6世代移動通信方式)に関する実証実験の協力体制を拡大し、SKテレコムおよびローデ&シュワルツの2社と6Gの実現に向けた実証実験の協力について合意したことを発表した。
これまで両社と共に取り組みを進めてきた富士通、日本電気(以下、NEC)、Nokia、Ericsson、キーサイト・テクノロジーの5社に加え、新たに全7社に協力体制を拡大して6Gのさまざまな周波数帯を想定した実証実験を推進するという。
SKテレコムはNTTドコモとの技術協力の一環として、AI技術の活用によるさまざまな伝搬環境に合わせた無線インターフェースの実証実験に参加する。ローデ&シュワルツは同社が保有する測定系構築技術を活用し、移動通信技術にとどまらない新たな無線センシング評価のためのチャネルモデルの検討を進める。実際の環境における測定やチャネルモデルを通じて無線センシングの性能評価を行う予定。