富士通は2月21日、気象災害の原因である台風や集中豪雨などを予測し、大容量の気象データの共有も可能な気象庁の新スーパーコンピュータの構築を完了し、3月5日より稼動を開始することを発表した。

  • 新スーパーコンピュータのイメージ

    新スーパーコンピュータのイメージ

気象庁では同システムの導入により、2023年3月に導入された「線状降水帯予測スーパーコンピュータ」と合わせると、更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力になるという。

また、民間事業者や研究機関などによる気象データの利活用を推進するため、システムの一部に気象データの共有環境を構築することで、これまで提供できなかった大容量の気象データ共有を実現するという。