アスエネとサイクラーズは2月21日、企業の脱炭素経営・サーキュラーエコノミーを促進するために戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結したと明らかにした。

基本合意の内容

今回のMOU締結により、両社では(1)アスエネメディアを活用した、企業の脱炭素・サーキュラーエコノミーの取り組みの推進、(2)CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を活用した製品LCA(ライフサイクルアセスメント)やCFP(カーボンフットプリント)の算定と、そのデータを活用したブランディング支援、(3)廃棄物処理・リサイクル工場でのボランタリーカーボンクレジット創出可能性の検証といった取り組みを検討していく考えだ。

アスエネは、企業・自治体を対象に、GHGプロトコル(温室効果ガスの排出量算定と報告の国際・世界基準)におけるScope1～3のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスとSX(サステナビリティトランスフォーメーション)コンサルティングを行っている。

また、サプライチェーン調達のためのESG評価サービス「アスエネESG」や日本最大級の環境情報メディア「アスエネメディア」の運営を通じて、企業の脱炭素・ESG経営推進に向けた包括的なサービスを提供している。

一方、サイクラーズは金属スクラップ、プラスチック、産業廃棄物などのリサイクル事業を展開し、日本・海外の企業へサーキュラーエコノミーの推進に向けたソリューションの提供により、CO2排出量の削減に貢献しているという。

今回、両社の強みを生かした戦略的パートナーシップにより、企業の脱炭素・サーキュラーエコノミー促進の支援や、取り組みの認知を高める活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく。