TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジITソリューションは2月20日、企業や団体が運営しているさまざまクラウドシステムの監視・運用を行う「リモート監視・運用サービス」の提供を同日から開始したことを発表した。

リモート監視・運用サービスの概要

今回発表されたサービスは、同社が「TOPPANグループ・データセンター」内に開設した新拠点「ITサポートセンター」から企業・団体のクラウドシステムの監視と運用を24時間/365日体制で行うもの。同サービスの活用により、障害検知の早期化、障害復旧時間の短縮、運用業務負荷の軽減が可能になるという。

同サービスの特徴としては、同サービスを導入することで、企業・団体内が運営しているさまざまなクラウド基盤の監視・運用体制を一元化することができるという点が挙げられている。

これにより、従来は基盤ごとに割り当てていた監視・運用に関する人的リソースやコストを最適化できることに加え、開発と運用の分離や監視レベルの統一など、ガバナンス面の向上も図ることができる。

加えて同サービスと、同社が従来から提供している常駐型の監視・運用サービスとの組み合わせにより、企業のシステム環境に応じた柔軟な監視・運用サービスの提供も実現するという。

この特徴以外にも「各種クラウドサービスに対応した監視・運用体制」「高レベルな可用性」「クラウドサービスに関する多くの資格保有者オペレーターによるサービス提供」といった特徴も挙げられている。

なお同サービスの価格については、初期費用が40万円~(税抜)、月額利用料は20万円~(税抜)となっている。

同社は、クラウドで稼働するシステムの運用が必要となるサービスを提供している企業に同サービスを提供し、2025年度までに約5億円の受注を目指す構え。