NTTデータとエヌ・ティ・ティ・データ北海道は2月19日、札幌市と引越し手続きの一括化に関する協定を締結したことを発表した。引越しに伴う自治体への申請(転出届 / 転入・転居予定の連絡)や電気・ガスなどの民間事業者の手続きを一括でまとめて行えるサービス「BizMINT 引越」において、本人認証や電子署名にマイナンバーカードを活用する。

  • 取り組みの概要図

    取り組みの概要図

NTTデータが提供する「BizMINT 引越」を活用する

NTTデータは、パーソナルデータ流通プラットフォーム「BizMINT」と、マイナンバーカードで本人確認および電子署名が可能な「BizPICO」を組み合わせて、引越しポータルサイトで入力された情報を電気・ガス事業者や自治体に同時にデータ連携し引越し手続きを簡略化する「BizMINT 引越」を提供している。

札幌エリアにおいてはエヌ・ティ・ティ・データ北海道が主体となり、札幌市との連携や札幌エリアにおける普及促進に向けた取り組みを進めてきた。今回、住民の利便性向上に貢献するため、マイナンバーカード活用のユースケースとして引越し手続きの一括化の実現を目指して、三者での協定締結に至った。

札幌市での取り組みを開始する

「BizMINT 引越」では、引越しポータルサイトなど引越し手続きに関するアプリやポータルを提供している事業者向けのサービスと、利用者の新規申込みや住所変更などの申請情報を受け取る事業者に向けたサービスを提供する。

ポータル事業者向けには、同サービスを介してマイナポータルと連携することで、利用者が引越しポータルサイト上で自治体への申請やBizMINTと連携している受け手事業者の民間手続きが可能となるサービスを展開。

一方、受け手事業者向けとしては、真正性の高い情報が受け取れるサービスを展開する。同サービスの申請データ連携においては、必ず利用者本人から同意を取得しているという。また、本人確認サービス「BizPICO」を用いて公的個人認証サービスを活用した厳格な本人確認を実施しているとのことだ。