宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、2月17日9時22分55秒(日本標準時)に行った「H3ロケット試験機2号機」の打ち上げ結果を公表した。
それによると、ロケットは計画どおり飛行し、機体の第2段を所定の軌道に投入することに成功。打ち上げから約16分43秒後に副衛星の1つである「CE-SAT-IE」を分離したことを確認したほか、第2段機体の地球周回後のデータから、もう1つの副衛星である「TIRSAT」への分離信号送出も確認。さらに、第2段機体の制御再突入の実施、ロケット性能確認用ペイロード「VEP-4」の分離まで確認できたとしている。VEP-4の分離、ならびに第2段機体の再突入まで確認されたことから、一連の予定されていたミッションのすべてが完了したこととなる。
なお、JAXAでは、今回のリリース公開に当たって「今回のH3ロケット試験機2号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します」とコメントを出している。