Sansanは2月15日、営業DXサービス「Sansan」内にある分析ツール「Sansan Labs」にGPTを活用した3つの新機能を実装したことを発表した。
「Sansan Labs」では、未来の働き方を体験できる実験的な機能を提供するサービス。自社で蓄積した名刺データをはじめとした接点情報や企業情報を活用し、営業活動の効率化や社内コラボレーションの活性化、顧客接点の分析などに役立つ機能を、営業DXサービス「Sansan」ユーザーに無料で公開している。
今回、AIを活用した新機能として、「AI企業検索 -BtoB商材-」と「議事録メーカー」、「5分で読める決算説明」の3つを実装した。
「AI企業検索 -BtoB商材-」は、売り込みたい自社商材の説明文を入力するだけで、その商材で解決できる課題をAIが自動で分析して顧客への提案例を提示し、さらに各社の有価証券報告書を基に課題を持つ企業をリストアップする機能。自社の商材で解決できる課題と提案シナリオをAIが客観的に言語化することで、提案書作成時のヒントや新しいアイデアを得られ商談準備を効率化する。
「議事録メーカー」は、商談のメモや文字起こしテキストを入力すると、AIがテンプレートに沿った議事録を自動生成する機能。テンプレートは自由に作成でき、会議の目的や決定事項、ネクストアクションなど抽出したい項目を任意に指定可能。
「5分で読める決算説明」は、「ログミーFinance」が提供する決算説明会の書き起こし記事を要約する機能。最新の決算説明資料から特に営業パーソンが頻繁にチェックする項目である「業績概要」、「事業別の概要」、「将来の契約や見通し」の三つに分けて要約。さらに詳細を確認したい場合はログミーファイナンスの該当記事ページに遷移し、理解を深めることが可能となっている。