Pythonエンジニア育成推進協会は2月15日、データ分析次期試験「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」のベータ試験を3月24日に実施すると発表した。
「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」の概要
同試験はPythonでデータ分析を実践的に行うためのデータ処理技術・データ構造の知識を問うもので、「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の上位試験となる。
同試験は3つのパートに分かれている。基礎のパートはさまざまなデータ形式を扱えることがポイントとなり、pandasでデータ加工を実践している人は理解しやすいという。
重要パートにおいては、pandasにおける表の加工やグルーピング、数値データの詳細、データの評価をじっくりと学習してほしいという。
各種データのパートは、「時系列データ」「テキスト処理」「画像の加工」「グラフデータ」「地理空間データ」の扱い方を問う内容となっている。
『Pythonデータ分析 実践ハンドブック 実務で使えるデータ加工のテクニック』(インプレス)を主教材としており、同書の5章「データの評価」(20%)、2章「データの種類と読み込み」(17.5%)の出題率が高くなっている。
3月24日実施のベータ試験は「コワーキングスペース茅場町 Co-Edo」で実施され、合格者は第一号本認定となる。
「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」開始の背景
Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を務める吉政忠志氏は、同試験を開始する背景について、次のように語っている。
「企業ではDXやデジタル化の推進により、データ分析のニーズが高まっています。全社の業務をデジタル化し、分析を進める中で、管理職やキーマンがデータ分析に疎いと、その人がボトルネックになってしまうこともあることから、Python 3 エンジニア認定データ分析試験は全社一括や部門一括での受験が多く見られました。一方、今回発表したPython 3 エンジニア認定データ分析実践試験は仕事でデータ分析を行う上で最小限押さえてほしい内容を出題するもので、データ分析行う人に理解度をチェックしてほしい試験となっています。合格率は40%~50%を想定しています。主教材をしっかり理解できれば合格して、実践で役立つ知見を得ることができると思います」