MonotaROは2月2日の決算で、今期の成長戦略を4つのカテゴリーに分けて対応していくと発表した。
成長戦略をもとに、今期(2024年12月期)の売上高を前期比12.4%増の2735億4900万円とし、営業利益は同13.1%増の369億5700万円を計画。それぞれ2桁増の増収増益を目指す。
同社が掲げる四つの戦略は、売上規模に応じて「Micro」「Small」「Mid」「Large」と分けて対応していく。四つのカテゴリーごとに「期待LTV」「高度なダイレクトマーケティング」「パーソナライズ化」など主要となる施策で攻勢を図る。
4つの戦略の方向性について、「どこかに注力していくよりも、並行して進める。テストを繰り返し、その効果を分析して成功ポイントを探っていく」(同社)と説明した。
一方、収益性強化やマーケティング効果の最適化を目的に、事業者向けECサイト「monotaro.com」から、大企業連携への移行を一部停止していく。価格調整や為替変動などへの対応を考慮するためだとした。
2023年12月期における単体売上高は、前期比12.3%増の2433億5200万円で、営業利益は同20.6%増の326億7500万円となった。