starlinkの海上向けサービス「MARITIME」が領海外で利用可能に

KDDIは2024年2月14日から、衛星ブロードバンド「Starlink(スターリンク)」の海上向けサービス「MARITIME」について、領海外でのサービス提供を開始することを発表した。領海の基線からその外側12海里(約22キロメートル)を超える、接続水域、排他的経済水域、公海でStarlinkを利用できるようになる。

  • Flat High Performanceアンテナ

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これにより、公海などで運航する大型旅客船や遠洋漁業船、学術研究船などで、リアルタイムでの気象情報や海洋情報の取得、および送信が可能となり、安全な運航の支援やデータを大量に取り扱う海洋研究のDX(デジタルトランスフォーメーション)、船舶の自動航行も実現できるようになる。緊急時の連絡手段の確保や長期乗船での船員の満足度向上など、さまざまな課題解決が見込めるとのことだ。

客船「飛鳥II」でも利用を開始

2月9日からは、郵船クルーズが運航する客船「飛鳥II」へStarlinkが導入される。領海内外において高速なインターネット接続が可能になり、快適なクルーズライフを提供するとしている。

  • MARITIME搭載 客船「飛鳥Ⅱ」

    MARITIME搭載 客船「飛鳥Ⅱ」