デンケンは2月14日、次世代太陽電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」向け特性評価測定サービスを2024年4月1日より開始することを発表した。
次世代太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池だが、従来のシリコン結晶系太陽電池と比べると測定応答性が遅いことから、最大電力(Pmax)をはじめとした電気的特性評価の測定方法が確立されておらず、量産体制構築における課題の1つとなっている。
こうした背景から同社では、太陽電池検査機を手掛けてきた中で培った特性評価ノウハウを活用する形で、測定評価が難しいペロブスカイト太陽電池の測定方法をお客様とともに測定評価するサービスの提供を決めたという。
具体的なサービス提供方法としては、大分県の同社本社工場にペロブスカイト太陽電池の量産試作品を持ち込む形で、同社が所有しているソーラーシミュレータ(定常光:300mm角)とIVテスタを活用して測定応答性を確認しながら、測定条件を顧客と一緒に確認していくものとなるという。