アイリスオーヤマは2月13日、施設ごとの設計や設定が不要な小規模施設向け省エネソリューション「LiCONEX LiTE(ライコネックス ライト)」を4月10日より発売開始することを発表した。初期費用を削減できる利点があるという。
「LiCONEX」は2017年に同社が照明制御事業に本格参入すると同時に発売した、独自の通信プロトコルを採用した無線制御システム。照明器具を個別に制御できるため、電気代を削減できる。
小規模施設向けに開発した「LiCONEX LiTE」
今回発売を開始する「LiCONEX LiTE」は、小規模店舗やオフィス、教室などの小規模施設向けに開発したという。個別の照明器具ごとに設定可能な「LiCONEX」に対して、「LiCONEX LiTE」は時間帯ごとに自動調光する「スケジュール制御」、周囲の明るさや人の在室を感知して自動調光する「センサー制御」、エリアごとに自動調光する「グループ制御」、各シーンで最適な照明設定を登録できる「シーン設定」などの各種設定をパッケージ化して提供する。
LED照明からの置き換えでも約51%節電
そのため設計費用を削減でき、同社によると、「LiCONEX」と比較して導入費用を約15%、運用までの工期を約48%短縮できるとのことだ。月々の電気代も従来のLED照明と比較して約51%の削減が見込め、照明に関わるコスト削減が期待できるという。