ソニーグループは2月13日、同社の「STAR SPHERE(スタースフィア)」プロジェクトが運用する超小型人工衛星「EYE」を用いて、参加者が宇宙から地上を撮影できる新たなサービス「宇宙撮影体験」の第1回参加者募集を開始したことを発表した。

この宇宙撮影体験は、参加者自身がEYEに向けて撮影指示を送り、宇宙から指定した地点の地上を撮影することができるサービス。宇宙からの撮影には、専門知識がなくても直感的に操作できるWebアプリケーション「EYEコネクト」を使用することで、宇宙空間を飛行するEYEの位置やカメラアングルなどをシミュレーションしながら、撮影ポイントを指示することで、後日、実際にEYEが撮影した1枚の宇宙写真が参加者の手元に届く取り組みとなっている。また、EYEコネクトは、2月13日よりスマートフォンでの操作にも対応したという。

今回実施される第1回目となる宇宙撮影体験の応募資格は日本国内在住者(未成年の場合、保護者の同意が必要)で、参加費用は無料、専用フォームに必要事項を記入する形で、応募受付期間は2024年2月13日13:00~2024年2月25日23:59となっており、定員は30組としているが、1人での参加のほか、家族や友人同士、学校のクラスなどの複数人のグループ単位でも参加可能だという。

応募受付期間終了後に予定されている、当選発表期間は2024年2月27日~2024年2月29日(当選発表は、当選者のみに、登録したメールアドレス宛に行われる予定)。撮影体験期間は2024年3月6日~2024年4月24日で、EYEによる撮影期間は2024年3月12日~2024年3月29日を予定(撮影体験期間には、ガイダンスや撮影した画像のダウンリンク期間などを含む)。

なお、EYEコネクトそのものはアカウント(クルー)登録をすれば、誰でも無料で利用することが可能となっている。

  • 「EYE」で撮影された地球の写真

    「EYE」で撮影された地球の写真 (C)2023 Sony Group Corporation