ACMは2月13日、真贋保証付きのコイン専門CtoCプラットフォーム「ANTIQUE COIN MARKET（アンティークコインマーケット）」をローンチした。コインコレクターや投資家のニーズに応え、偽造品や贋作のリスクを軽減する。
ACMが提供を開始した「ANTIQUE COIN MARKET」は、コインコレクター、コイン投資家間で安心・安全に、より自由にコインを売買することを目的に構築された真贋保証付きのコイン専門CtoCプラットフォーム。
取引相手に個人情報を開示せずに取引が可能な「匿名性」、プロが真贋を判定し、本物ではないコインの流通を防ぐ「真贋保証」、コインの発送・配送や代金の支払いをACMが仲介することで、個人間のトラブルを防ぐ「トラブル防止」の3つの特徴を備える。
真贋保証においては、世界の2大コイン鑑定機関PCGS社とNGC社の厳しい審査を通過した認定ディーラー「アンティークコインギャラリア」がコインの鑑定を手がけることにより、偽造品や贋作をつかんでしまうリスクを抑える。
「ANTIQUE COIN MARKET」の利用には、コインの販売者、購入者ともにアカウントの作成が必要。販売者は出品したコインが売れたら、ACMにコインを発送し、代金もACMから受け取る。一方、購入者は、ACMに代金を支払い、ACMから商品を受け取る仕組みとなる。
従来のフリマアプリなどを通じた個人間取引は、購入者側と販売者側の双方にとってあらゆるリスクが潜んでいる。例えば、購入者側では「偽物と疑われる商品が届いた」「写真と異なる商品が届いた」「送料込みで販売していたのに、着払いで届いた」といった声がある。一方、販売者側では、「発送後にキャンセルを求められた」「商品をすり替えて返品された」という事例もあり、トラブルに発展するケースが見受けられる。こうした状況を受け、ACMは、コインコレクターや投資家のニーズに応え、安心してコインを売買できる新しいマーケットプレイス「ANTIQUE COIN MARKET」の立ち上げに至ったとしている。
▲ACM 代表取締役 渡辺孝祐氏
ACMの代表取締役 渡辺孝祐氏は、「この度、アンティークコインギャラリア社を運営する傍ら、コインのプラットフォーム事業にチャレンジすべく、新法人を立ち上げました。コインは1000年以上マーケットが存在し、人類を長く魅了し続けています。数奇な縁でこのコイン業界に携わらせて頂いている私が、自分の経験を持ってコイン業界にもっと貢献できることは何かと真剣に考えたときに出てきた答えが、このマーケットプレイス事業でした。コインの世界は買うことは簡単ですが、売ることは簡単ではありません。個人間売買ではトラブルが心配ですし、オークションで換金するには時間がかかりすぎます。そこでコイン専用でプロが仲介するマーケットプレイスがあれば、コレクター、投資家の皆さんの活動をより支援できると考えました。コイン業界への貢献、恩返しが少しでもできればと考えております」とコメントした。
