都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS（キューバス）」を提供するCuebusは2月13日、三菱倉庫グループMLCベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズBの資金調達実施したと発表した。増資引受に合わせて、三菱倉庫と業務提携し、物流分野での事業開発を中心とした、さらなる事業成長を目指す。
Cuebusは、最先端技術と新発想で実現したリニアモータ駆動による世界初の都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS」を軸に、拡大するEC需要に対応した次世代物流サービスを提供している。
フレームをジョイントし、縦・横に拡張するユニット構造形式を採用した「CUEBUS」は、大規模のみならず、都市部の狭い場所でも利用者のニーズや利用環境に合わせてフレキシブルに設置と即時稼働が可能。必要最小限の規模から導入できるため、自社で倉庫の所有が難しかった中小企業も導入しやすく、利便性とコストパフォーマンスで物流倉庫の生産性向上と人手不足などの課題解決を支援する。併せて、業務アプリや倉庫管理システムを含めた全システムの開発と販売も行っている。
このほど、三菱倉庫グループMLCベンチャーズ、AbiesVentures、トヨタ紡織を引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズBの資金調達を行なった。
今回の増資引受に合わせて、三菱倉庫とは業務提携を締結。三菱倉庫グループが保有するアセットや物流ノウハウを活用し、次世代物流倉庫の構築や物流業界の課題を解決、物流分野での事業開発を中心とした更なる事業成長を目指す。
また、トヨタ紡織とは「100年に1度の大変革期」における、次世代ラインの構築や物流最適化を実現する重要な技術要素のひとつとして「CUEBUS」の活用を目指す。
