米Cohesityと米Veritasは2月8日(現地時間)、CohesityがVeritasのデータ保護事業を統合し、同事業をベリタスから切り離すことで両者の合意に達したことを発表した。
統合後の事業規模
統合企業は、2023年7月期のプロフォーマ (試算) ベースで、売上高で16億ドル超、年間経常収益 (ARR) で13億ドル。
Cohesityは、株式と負債の組み合わせにより取引資金を調達する予定で、統合後の企業価値は約70億ドルとなる。
統合後の詳細
CohesityのCEO兼社長であるSanjay Poonen氏が統合後の組織を率いる。VeritasのCEOであるGreg Hughes氏は、取引完了後、取締役会メンバーおよびSanjay Poonenの戦略アドバイザーを務める。
Cohesity とVeritasのイノベーションを組み合わせることで、強力でシンプルなユーザーエクスペリエンスを備えた、包括的なマルチクラウドデータ保護ポートフォリオおよびハイパフォーマンスで一元管理されたハイパーコンバージドプラットフォームを提供するという。
統合後はVeritasのNetBackup、NetBackupアプライアンス、Altaデータ保護製品だけでなく、Cohesityの製品およびサービスのロードマップと戦略への投資と推進を継続するとともに、両社のテクノロジーを組み合わせた統合ソリューションの提供に向けて取り組む構え。
Veritasの残りの事業は、別会社「DataCo」を構成する。 「DataCo」 は、Veritasの InfoScale、Data Compliance、Backup Exec の各事業で構成される。