資生堂ジャパンはこのほど、総合美容サイト「ワタシプラス」において、ビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo(ビジュモ)」を活用したスタッフの投稿活用のトライアルを開始したと発表した。専門のトレーニングを行った「オムニPBP」らのSNS投稿をサイト上の商品詳細ページへ掲載する。
「ワタシプラス」では、化粧品や美容の情報、店舗情報、オンラインショッピングなど、さまざまなコンテンツを提供おり、このほど「パーソナルビューティーパートナー(PBP)」と呼ばれる現役の美容部員で構成されたスタッフの中から、デジタルでのコミュニケーションに特化し、約3カ月にわたる専門のトレーニングを行った「オムニPBP」らのSNS投稿をサイト上の商品詳細ページへ掲載する試みを開始した。
▲コンテンツの掲載イメージ
この取り組みに、スタッフページの表示だけでなく、ECサイトの商品詳細ページ上にも「オムニPBP」らによる投稿を容易に掲載できる「visumo」を用いることで、Web上でもスタッフの接客力を生かす仕組みの構築を構築した。
visumoの提供する「visumo」は、ブランディングや商品訴求を強化するビジュアルデータを一元管理するビジュアルマーケティングプラットフォーム。インスタグラム上のUGCや公式投稿、アンバサダー投稿などを活用する「visumo social」、ECサイトの動画コマースを推進する「visumo video」、アンバサダーやスタッフが投稿できる専用ツール「visumo snap」を備え、事業者のWebサイトでのデジタル接客を強化するサービスを提供している。
資生堂ジャパンは、Instagram上の投稿を収集する「visumo social」、ECサイト上にリールなどの動画を掲載できる「visumo video」、スタッフが投稿できる専用ツール「visumo snap」の3機能にカスタマイズを加えて実装した。これにより「オムニPBP」らがInstagramに写真や動画を投稿するだけで、「ワタシプラス」内のスタッフ投稿ページや商品ページにも自動的に投稿が表示されるようになり、大幅な業務効率化も実現した。
今回の取り組みについて、資生堂ジャパンの担当者は、「『ワタシプラスオンラインショップ』では、美容関連情報がさまざまな場所で掲載されており、それがユーザーのサイト訪問動機になっています。ただ、美容や弊社商品に対する専門的な知見をもっている『オムニPBP』らのスタッフ投稿が、オンラインショップでは活用し切れていないことに着目。visumo社のツールを使い投稿を高頻度で掲載・更新していくことで、ユーザーのサイト内回遊をより向上していく期待が高いことから、トライアルを実施しています」とコメントした。