食品宅配「Oisix」、配送用段ボールをエコ素材に切り替え リサイクル用紙使用率100%に

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地はこのほど、食品宅配サービス「Oisix」において、顧客への食品配送時に使用している冷蔵・冷凍すべてのダンボールについて、リサイクル用紙使用率を従来の約88%から100%に変更した。無駄な資源を使わないことで森林保全へ貢献する。

オイシックス・ラ・大地の提供する「Oisix」は、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトとした、有機野菜や特別栽培野菜、合成保存料・合成着色料を使わない加工食品などの生鮮食品を取り扱うEC食品宅配サービス。会員数は39万8958人(2023年9月末時点)で、日本全国に展開している。

顧客への食品配送時に使用しているダンボールは、これまでリサイクル用紙の使用率は88%にとどまっていた。このほど改良を行い、漂白剤・着色剤不使用の古紙を100%使用し、ダンボールを生産する際の環境負荷は最低限に抑えつつ、家庭への配送時に必要な強度を保つ素材を採用した。

2024年1月より、素材の変更告知のため、期間限定デザインの新素材ダンボールでの配送を開始しており、順次切り替えを行う。

利用者からは、「Oisix」のダンボールを通じた環境配慮の取り組みについて、「食卓という日常の中で、自然と共存していくことが無理なくできると嬉しい」「食材が届くワクワクと同時に、環境に配慮されている点が伝わり、自分も積極的に環境保護に取り組もうという心がけになっている」といった感想が寄せられているという。

「食にまつわる社会課題を解決したい」という想いで、2000年に設立された「Oisix」は、ダンボールについても同じ想いで改良を重ねてきたとし、これからも「Oisix」だからできることに1つひとつ取り組んでいく考えを示した。