アマゾンジャパン、2年連続の1桁増収に 日本事業の売上は円換算で3.6兆円

アマゾンジャパンの2023年12月期における日本事業の売上高は、前期比6.6%増の260億200万ドルだった。2022年12月期に続き、1桁の増収にとどまった。日本円ベースでは、3兆6402億8000万円(年間平均為替レートを140円とし本紙が算出)だった。

2023年は1ドル当たりの年間平均為替レートが前年に比べ約9円上がった。その影響もあり、日本円ベースの売上高は、前期比13.9%の増収となった。日本事業では、2016年から2桁増収が続いていたが、2022年12月期は1桁の増収となっていた。2023年12月期も前期に続き、1桁増収にとどまった。

アマゾンジャパンの売上高には、直販ビジネスのほか、第三者販売の手数料収入、定期購入サービス、AWSなどが含まれている。流通総額は公開していない。

アマゾン全体の売上高は、前期比11.8%増の5747億8500万ドル(約80兆円)。アマゾンの全売上高に占めるアマゾンジャパン(日本事業)の割合は、前期比0.2ポイント減の4.5%となり、前期に引き続き減少となった。

日本以外の地域別の売上高は、米国が前期比11.1%増の3956億3700万ドル、ドイツが同11.9%増の375億8800万ドル、英国が同11.7%増の335億9100万ドルとなった。米国、ドイツ、英国、日本以外の地域の合計は、同17.4%増の819億6700万ドルとなった。