ECXグループの日本ECサービスはこのほど、「楽天市場」に出店する5万7000店舗の中からベストショップを決定する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」において、「LINE公式アカウント」の利用状況を調査し、結果を公開した。「総合賞トップ10」を受賞した10ショップの内、8割のショップが「LINE」を活用していることなどがわかった。
「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」「Amazon」などに出店しているショップのための会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営する日本ECサービスはこのほど、「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」の受賞ショップにおける「LINE公式アカウント」の利用状況を調査した。
「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」は、「楽天市場」に出店する全国約5万7000店舗の中から、年間のベストショップを決定する「楽天市場」の最も栄えある賞。ユーザーの投票、2023年度の売上、注文件数、売上の伸張率、顧客対応などから選考され、受賞店舗が決定する。
「楽天市場」の出店店舗数5万7000の内、「LINE公式アカウント」を利用するショップの数は7200社を越える(2023年2月現在)。利用率は12.6%と前年の10.9%から増加し、1割以上のショップがメルマガに代わる手段として活用している。
「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」の受賞ショップ166ショップで見ると、「LINE公式アカウント」を利用するショップの数は102社で、利用率は62.4%だった。前年の50.7%からこちらも増加している。
「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」の「総合トップ10」を受賞した10ショップでは、8社が「LINE公式アカウント」を利用しており、利用率は80%で、前年の70%から10ポイント増えた。
日本ECサービスの提供する会員サポート「ECマスターズクラブ」、同グループのグリニッジが提供する「らくらくーぽん」など、ECXグループのサービス契約数は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」の受賞数、社数において3割を超える結果となり、楽天ショップ全体のLINE公式アカウント数の内、ECXグループが提供するLINE運用自動化ツール「LSEG」の利用アカウント数も2割に達した。LINE経由の売上が30%を超えるショップも増加している。
ECXグループは、ネットショップにおけるLINE公式アカウントの活用は、レビューの投稿、リピーターの促進、広告の費用対効果改善だけではなく、顧客へのInstagramやTikTokなどへの投稿を促進するなど、幅広く活用できる重要な手段となるとし、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」出店店舗のLINE公式アカウントの活用促進を支援する考えを示した。