Zepp、アパレルブランド「ZPZP」を新設 出足好調、独自EC構築も視野

コンサートホール「Zepp」を運営するZeppは1月16日、新たにアパレルブランドを立ち上げ、ZeppのECサイトなどで販売を開始した。アーティストと協業した商品が早期に完売するなど、好調な滑り出しだ。ブランド独自のECサイトも立ち上げる予定だという。

 

アパレルブランド「ZPZP(ジーピージーピー)」は、音楽とファッションの親和性の高さを生かし、20~30代をメインターゲットとしている。

 

立ち上げの背景について、「音楽とファッションは切っても切り離せない関係だと思う。多くのアーティストと顧客を迎えてきた『Zepp』空間の付加価値となるよう、広く音楽ファンに愛される商品を展開していく」(ホール事業企画室 袖山友秀氏)と話した。

 

商品展開については、ブランドの認知を広げるため、現時点では、アーティストやクリエーターとのコラボレーションを通じた話題性を重視するという。アパレルを軸としながら、少しずつジャンルを広げたい考えだ。

 

商品は「Zepp」会場のほか、同社の自社ECサイト「Zepp OFFICIAL GOODS ONLINE SHOP」内で販売している。

 

今後については、「ブランドイメージが確立したタイミングで、ブランドとしてのオリジナルのプラットフォームをリリースする。現在、準備を進めている。『Zepp』を知らなくても『ZPZP』は知っていると言われるようなブランドに育てていきたい」(同)と意気込んだ。

アーティストコラボレーションの第一弾は、「YOASOBI」とのグッズだ。Zeppの会場やECサイト、ソニー・ミュージックソリューションズが運営する「YOASOBI」のECサイトですぐに完売となったという。これを受け、「YOASOBI公式サイト」では1月31日、完全受注販売の実施を発表した。