GMOインターネットグループで、サイバーセキュリティ事業のGMOサイバーセキュリティbyイエラエは1月23日、サイバー攻撃の防御・分析を行うセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)をGMOインターネットTOWERの26・27階に開設した。
新センターの名称は「GMOイエラエSOC用賀」。ホワイトハッカーの知見とAI(人工知能)を融合させた新たなSOCサービスの提供を開始し、セキュリティーの研究開発や情報発信拠点としても活用する。
同日、報道機関向けに施設を公開し、説明会を開催した。GMOインターネットグループの熊谷正寿代表取締役会長兼社長兼グループ代表は冒頭のあいさつで、「SOC施設は世界でここだけだろう。世界へ通じる窓口としてまい進していく」と述べた。
その後、GMOサイバーセキュリティbyイエラエの牧田誠社長と執行役員兼SOCイノベーション事業部部長の阿部慎司氏が登壇。会社やサービスの概要の説明などを行い、実際にサイバー攻撃を実施して攻撃と守りなどの実演を行った。
牧田社長は「セカンドオピニオンとしての役目も果たしていく」と言い、セキュリティーに関する情報提供も実施していく方針も示した。
また、セキュリティー意識を高める啓蒙活動の必要性についての本紙の質問に、牧田社長は「以前からセキュリティー意識の向上に対する啓蒙活動は、教育や人材育成を通じて実施している。これからも情報発信などを通じて積極的に発信していくつもりだ」と話した。
同社が展開するSOCサービスは、顧客と一緒に課題解決に取り組む伴走型のセキュリティー運用サービスとなるという。
社内には、セキュリティーコンテストなどで世界1位を獲得したホワイトハッカーも在籍しており、膨大な実績と経験に基づく脆弱性の発見能力を活用していく。