丸井織物、アパレルD2Cブランドを買収 新事業の立ち上げなど業容拡大

各種織物の製造や販売を行う丸井織物は2月2日、アパレルD2C企業のディーエスエスアールが運営するブランド「PUFF Designs(パフデザインズ)」を買収したと発表した。丸井織物は新事業の開始など、業容拡大を目指していく。

 

丸井織物は日本最大の合繊織物メーカー。繊維とITを掛け合わせた事業の多角化を積極的に進めている。1枚からTシャツの制作を依頼できるオリジナル商品サービス「UPーT」などを提供している。近年では、Tシャツだけでなく、ネイルや化粧品など商品の拡充を進めている。

 

一方、「PUFF Designs」は、2022年に発足したオンラインデパートメントストア。モデル兼インフルエンサーを務める金光みり愛が総合プロデュースした「Priveve(プリヴェヴェ)」を筆頭に、インフルエンサーやタレントをディレクターに起用したブランドを取り扱っている。

 

今回の事業譲受により、丸井織物は両社の強みを生かし、ブランド作りのサポートを始め、事業拡大を狙う。

▲今後の見通し

 

主に(1)現在の「PUFF Designs」の事業拡大(2)レディースからメンズ、スポーツ、キッズなどへのブランド拡大(3)アパレルラインからネイルや化粧品などへのアイテム拡充(4)コレクションステージ参加や常設店舗チャネルなどプロモーションの増加(5)アパレルプラットフォームサービスの展開─などを実施していく計画だ。