デル・テクノロジーズ(以下、デル)は2月7日、「周辺機器の購入・利用実態調査」の結果を公表した。調査には、全国の従業員100人以上の企業や組織に所属し、主に仕事で周辺機器を使用する20代~60代のユーザー1000人が回答した。

周辺機器の購入実態

周辺機器を購入するきっかけとしては、壊れたから(16%)、テレワーク用・在宅用に必要になったから(16%)など、すぐに必要になったタイミングで購入する人が多いようだ。一方で、ネットで見て気になったから(6%)や、セールだったから(6%)など、広告宣伝やキャンペーンをきっかけにして購入する人は少なかった。

  • 周辺機器を購入したきっかけ(資料:デル・テクノロジーズ)

    周辺機器を購入したきっかけ(資料:デル・テクノロジーズ)

周辺機器を購入する際に重視する点として、使いやすさ(56%)とコストパフォーマンス(41%)がともに半数近くを占めた。サイズ(16%)やデザイン(12%)、多機能(11%)で選ぶとする人は少なかった。

  • 周辺機器を購入する際に重視する点(資料:デル・テクノロジーズ)

    周辺機器を購入する際に重視する点(資料:デル・テクノロジーズ)

また、主に仕事で使用する周辺機器について「マウス」「キーボード」「ヘッドセット」「イヤフォン」「変換アダプター」は2割から3割が自費で購入。会社の経費で購入した時の精算先の部署は「総務」(35%)が最も多く、「所属する部署」(28%)、「ITサポート、管理部署」(22%)などが続いた。

会社経費で周辺機器を購入した人は、「大手OA機器インターネット通販」もしくは、「メーカー / ブランドの直販サイト」で購入している人が多く、自費で周辺機器を購入した人は、「一般インターネット通販」または「家電量販店(店舗)」で購入している人が多いことが明らかになった。

周辺機器の使用実態

仕事で主に使用している周辺機器としては、マウス(65%)、キーボード(38%)、電源アダプター(26%)が上位3位に。満足点ではいずれの周辺機器も「値段が妥当」が多く挙がった。

使用率が高いマウスとキーボードは「作業効率の向上」や「サイズ感がちょうどいい」が挙げられ、ドッキングステーションは「配線管理が楽になった」が最も高く、ヘッドセットは「価格が妥当」、ポータブル会議用スピーカーフォンは「持ち運びできる」などが高い結果となった。

  • 周辺機器の満足な点(資料:デル・テクノロジーズ)

    周辺機器の満足な点(資料:デル・テクノロジーズ)

一方で不満な点について聞くと、ドッキングステーションは「値段が高い」「製品が重い」「保証の情報がわかりにくい」「接続トラブル」が挙げられた。「外付けWebカメラ」および「ヘッドセット」は「配線管理が面倒」が挙げられた。プライバシーフィルターの不満な点としては、「上手に活用できていない(23%)」や「画質の悪さ(23%)」などとする回答が多かった。

  • 周辺機器の満足していない点(資料:デル・テクノロジーズ)

    周辺機器の満足していない点(資料:デル・テクノロジーズ)

周辺機器の使用シーンは「会社・オフィス」または「自宅」での使用がいずれの周辺機器でも多く、「モバイルバッテリー」「PC用ケース・PC用スリーブ」「プライバシーフィルター」は外出先でも持ち運んで使用されているようだ。

ユーザーの意識

会社の経費で購入した、または会社から支給・貸与されている周辺機器の満足度は、「やや高い」が62%を占めた。一方で「とても満足している」は9%だ。会社の経費で購入、または会社から支給・貸与されている周辺機器への満足度が高いと、働く環境への充実度が高くなる傾向も見られたという。

  • 周辺機器の満足度と働く環境の相関(資料:デル・テクノロジーズ)

    周辺機器の満足度と働く環境の相関(資料:デル・テクノロジーズ)