マイクロアドは2月6日、CVC事業として、荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecboに資本参加し、業務提携を締結したと発表した。国内外の観光客に対する、企業や自治体のプロモーション支援の強化を目指す。
マイクロアドは、中華圏の海外支社との連携やパートナー企業との提携を通じて、中華圏におけるマーケティング、および越境ECをはじめとする日本企業の海外進出支援やインバウンドプロモーション支援事業を展開。地方自治体向けに、国内外の観光客を誘致するプロモーション支援事業も行っている。
このほど、荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecboに資本参加し、業務提携を締結した。
「ecbo cloak」は「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービス。Webやアプリを通して、さまざまな業態の店舗の空きスペースを荷物の預け場所として活用できる。事前予約が必要だが、コインロッカーの代わりに利用でき、訪日観光客だけでなく、日本国内の観光客や出張者、イベント参加者をはじめ多くの人々に利用されている。
預かり場所は、全国47都道府県の主要都市を中心に1000店舗以上あり、順調にシェアを拡大している。また、台湾を含めた海外での事業展開も進めている。
マイクロアドは、今後も需要の増加が見込まれる国内外の観光客に対し、両者の強みを活かしたプロモーションを強化することで、さらなる事業展開が期待できると考え、本資本業務提携に至ったとしており、日本企業や地方自治体に対し、荷物の預かり場所を接点とする国内外の観光客向けプロモーション支援事業を強化することで、顧客の課題解決を実現し、企業価値の最大化を目指す考えを示した。
観光客の誘致プロモーションサービスの共同開発のほか、これまでマイクロアドが支援してきた訪日観光客向けの事業展開を行う企業と連携し、預かり場所の拡充や「ecbo cloak」のアプリユーザーの新規獲得など、「ecbo cloak」の事業展開を推進。「ecbo cloak」の国内、および海外展開の支援として、日本・台湾を中心としたアジア圏における「ecbo cloak」認知度向上のためのマーケティング支援を実施する。
マイクロアドは、今後もCVC事業による国内外のさまざまなスタートアップ・ベンチャー企業への積極的な投資やアライアンスを通じて、自社グループの企業価値向上に努めていく考えを示した。