テレワークやフリーアドレス環境に慣れ、久しぶりにワークスペースで仕事をしてみると少し環境が変わったかな?と思う人も多いだろう。自宅で調整したテレワーク環境に慣れているため別空間での業務に違和感を感じる場合もあるが、実際に小さな間取りが変わっていたり、周囲の人員変更など物理空間としての違いに気が付くこともある。環境的に心地よい変更であれば問題ないが突如の変更はやりづらいものだ。
筆者の場合、デスクトップからノートPCへの変更とレイアウト変更の影響で周りがなんだか距離が近くなったように感じた。人によりパーソナルスペース(wikipedia)の違いはあるとはいえど、10cm単位で規定される細かい距離を安易に変えられるとさすがに気になるものだ。デスクトップからノートPCへの変更も同様だ。長年、思案を重ね構築したベストなモニタ視覚空間が下方に崩れ、近距離で見つめあえる距離。お酒を囲むには適した距離だが、小刻みになるメールや数十タブが開くブラウザと格闘するのに適した距離とは言えない。
そんな中、キングジムがポータブルワークベース「ノッテオン」を2月末に発売するという報が入った。収納ボックスがそのままノートPCスタンドになるというものだ。14インチまで対応するノートPCとマウス、電源アダプタにキーボードとワークツールとノマドワーカーに必須なアイテムが引き出し付きで収まり、4段階で高さを調整できるスタンドになるため除去された高さを取り戻せそうだ。
視線の高さは、本を積み重ねるなど自作調整することもできるが、やはり課題解決にはその都度、最適なツールがあったほうが便利である。そう思わせるアイデア製品だ。