CAMPFIRE、ビックカメラ、マツモトキヨシと連携 クラウドファンディング後の販路拡大

国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREはこのほど、クラウドファンディング後の販路獲得で「ビックカメラ」「マツモトキヨシ」と連携する「ビックFIRE」「matsukiyoFIRE」において、新たに参加事業者の募集を開始した。さらに本取り組みにより世に出た商品をより広く周知すべく、2月6日から「東京ビッグサイト」にて開催される「第97回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024」にブース出展する。クラウドファンディング後の販路獲得の促進を図る。

CAMPFIREは、クラウドファンディング「CAMPFIRE」において、ビックカメラ、マツキヨココカラ&カンパニーと連携し、特集ページを設けてクラウドファンディング実施後の販路獲得に取り組んできた。自社ECでのみ展開してきたデビューブランドにとって、国内大手小売業のバイヤーから店舗販売実現へ向けたフィードバックを得られる貴重な機会を提供している。

ビックカメラと連携した「ビックFIRE」では、主に家電や新商品の企画・製作・販売を目的としたクラウドファンディングを実施後に、ビックカメラのバイヤーにより採択された商品を実店舗にて販売。

合計で100社を超える応募があり、採択されたプロジェクトの総支援額は約3900万円。特設コーナーを設けた有楽町店では在庫がなくなるほどの人気商品も誕生し、ビックカメラでの一般販売実現へと繋がったケースもあった。第2弾では、ビックカメラでの展開をさらに広げ、全国13店舗にて取り扱われた。

一方、マツキヨココカラ&カンパニーと連携した「matsukiyoFIRE」は、健康や美容に関するドラッグストア流通前の商品を、クラウドファンディング実施後に「マツモトキヨシ」にて販売する商品販売支援プログラムとなる。

第1弾では、「マツモトキヨシ」との商談獲得を狙うデビューブランドからの応募が多数あり、7つの商品が採択された。2023年9月にオープンした「マツモトキヨシ」の旗艦店「SHIBUYA DOGENZAKA FLAG」にて、特設コーナーでの販売が実現した。今後は韓国コスメなどを含め、国内外を問わず、まだ世に知られていない商品の後押しを目指していくとしている。

継続的に展開してきた両社との取り組みにおいて、「ビックFIRE」「matsukiyoFIRE」ともに、このほど新たに申し込みを募集を開始した。専用のエントリーフォームで受け付けている。

CAMPFIREは、クラウドファンディング後の販路開拓にハードルを感じる事業者が多いという現状課題を認識し、クラウドファンディング挑戦から一般販売への流れをスムーズにする目的で「ビックFIRE」と「マツキヨFIRE」を立ち上げたとし、本取り組みにより世に出た商品をさらに広く周知すべく、自社初となるギフト・ショーへの出展を決定した。2月6日~8日の3日間、東京ビッグサイトにて開催される、「第97回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024」にブース出展する。

今後もクラウドファンディングを通じて、事業者の課題解決や新たなプロダクトを世に出す継続的なサポートを目指す考えを示した。