Apple(アップル)が2024年後半にもAIに関する発表を行うという。2月1日に同社の決算発表で、CEOのTim Cook(ティム・クック)氏が明らかにした。
決算発表においてクック氏は「AIへの投資と取り組みを続けている。2024年後半には、この分野で以前からの取り組みの詳細を伝えることができる」という。
スマートフォン分野では、ライバルの韓国のSamsungが先に発表した最新のフラッグシップ「Samsung Galaxy S24」でGoogleと提携して「Galaxy AI」としてAIを搭載している。
Googleも2023年末に発表した「Pixel 8」でAI機能を搭載するなど、モバイル分野で各社がAI分野の取り組みを進めており、アップルの動きが注目されている。
Axiosによると、AIの計画について尋ねられると、Cook氏は「以前から伝えているように、社内で多くの作業が進行中」と述べたほか、生成AIは同社に大きな機会をもたらすと話したという。この日のCook氏の発言は「これまでで最も具体的に示唆していた」とのことだ。
なお、「Apple Vision Pro」については、消費者だけでなく、WalmartやSAPなどが取り組みを開始しており、「エンタープライズでも大きな可能性がある」と述べたという。