Boxはこのほど、Apple Vision Pro向けのアプリ「Box for Apple Vision Pro」を提供開始したと発表した。同アプリは、空間コンピューティングの利点を生かして設計されており、ユーザーはコンテンツを直感的に周囲の空間に取り込み、目や手、声で操作するでき、没入型な作業体験を提供する。

  • Apple Vision Pro向けのアプリ「Box for Apple Vision Pro」の画面例

「Box for Apple Vision Pro」の主要機能

同アプリは、Boxのプレビュー内で空間オーディオを備えた画像や動画を表示するほか、3Dオブジェクトを現実の空間に配置して作業内容をリアルに表現する。

また、Siriの音声入力技術を活用して、直感的な目や手のジェスチャーでBoxアプリを簡単に操作しながら、わかりやすく視覚化することを実現する。

加えて、visionOSのマルチタスク機能を活用し、Boxと他のアプリケーションを画面上に並べて開くことが可能。

ユースケース

建設会社では、同アプリを用いて、Boxに保存されている設計図や進捗画像を開き、プロジェクトのさまざまな関係者と現場にバーチャルに訪問し、どこからでもメンバーと共同作業することが可能になるという。

製造業では、Box内の3D製品レンダリングを作業フロアのような実物大環境で表示し、ズームイン・ズームアウトして詳細を確認することで、作業のスピードを向上できるという。