comvey、リユーサブル梱包材「シェアバッグ」が「crQlr Awards 2023」を受賞

comvey(コンベイ)は2月2日、EC事業者向けのリユーサブル梱包材「シェアバッグ」、およびそれらを運用するオペレーションシステムにおいて、循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards 2023」において、「Shopping without a single-use bag Prize.」を受賞したと発表した。

comveyが提供する「シェアバッグ」は、消費者がポストに投函するだけで返却が可能な、EC事業者向けのリユーサブル梱包材。comveyへ返却されたバッグは、クリーニング・修繕を施した後、再びEC事業者へと提供する。シェアバッグを選んだ消費者は、梱包ストレスの軽減、クーポンなどの特典を獲得できることに加え、気軽にSDGsに貢献できる。

一方、EC事業者は、配送で発生する梱包ゴミを最小限に抑え、ダンボール回収やゴミ焼却時に発生するCO2を削減し、脱炭素化を推進できるという特徴を備える。

このほど、「シェアバッグ」、およびそれらを運用するオペレーションシステムの2点を含めたサービスが、ロフトワーク・FabCafe主催の循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards(サーキュラー・アワード) 2023」において、「Shopping without a single-use bag Prize.」受賞した。

「crQlr Awards」は、循環型経済の実現に欠かせない「サーキュラー・デザイン」を実践するには、既存の産業における実践的なノウハウだけでなく、国内外の事例に触れて視野を広げ、起業家やアーティストなど幅広い分野のクリエイティビティを活用する総合力が必要という思いのもと、その方法のひとつとして2021年にスタートしたアワード。

もっとも優れたプロジェクトを表彰するのではなく、循環型経済を目指す社会・個人に新たな視座を与える、クリエイティブで独自性と将来性のあるプロジェクトを発見・支援することを目的としている。

「クリエイティブであるか?サーキュラーエコノミーへの洞察があるか?」「資源循環だけでなく、環境に対してポジティブな影響を与えられているか?」「循環型経済を目指す社会、企業の課題に対し、解決策を示しているか」の審査のポイントと、審査員個々の独自の視点・興味関心のある分野を、評価の軸として選出している。

2023年9月19日~11月13日に応募を受け付けた「crQlr Awards 2023」は、世界44カ国から140点の応募があり、28点が受賞した。

審査員を務めたAining Ouyang氏は、本授賞について、「オンラインショッピングの利便性とファスト消費文化により、物流包装は大きな議論を呼んでいます。世界各地で同様の取り組みが行われ、この懸念にある程度対処しようとしています。日本のように物流インフラが発達し、利用者の習慣が良好で、持続可能性に対する意識が徐々に高まっている社会(市場)において、このプロジェクトが消費者行動にどう影響するのか、その成果に興味があります」とコメントした。