Microsoftは1月23日にWindows 11向けのプレビューの更新プログラム「KB5034204」をリリースしたが、Betanewsが1月30日、「Quelle surprise! Bug-fixing Windows 11 patch is causing a new batch of problems」で伝えたところによると、この更新プログラムのインストールにおいて複数の不具合が報告されているという。不具合の内容は、更新プログラムのインストールそのものに失敗するというものから、インストール後にエクスプローラーがクラッシュするというものなどさまざまだ。
更新プログラム「KB5034204」について
更新プログラム「KB5034204」の詳細は次のリリースノートにまとめられている。
この更新プログラムには、Bluetoothオーディオで音が聞こえなくなる問題、[スタート]メニューで検索が機能しなくなる問題など、全部で23個の既知の問題に対する修正が含まれている(関連記事:Microsoft、Windows 11向けの更新プログラム「KB5034204」をリリース | TECH+(テックプラス))。
「KB5034204」で発生している不具合
この「KB5034204」において、適用しようとした際に「0x8007000d」エラーが発生してインストールを継続できないという報告が複数のユーザーから上がっている。また、ダウンロードとインストールの試行を繰り返して結果的にインストールが完了しないという報告もある。
インストールが成功した場合でも、エクスプローラーのクラッシュやフリーズ、タスクバーのフリーズ、デスクトップアイコンが反応しなくなるなどの状況に陥ったユーザーもいるという。
Microsoftのサポートページでは、まだKB5034204で発生している不具合については言及されていない。そのため、原因や対処法は明らかではない。KB5034204はオプションの更新プログラムであるため、自動的にはインストールされない。したがって、問題が解消するまではインストールを見合わせた方がよさそうだ。
もしすでにインストールしている場合は、Windows Updateのページで[更新の履歴]→[更新プログラムをアンインストール]を選択すると、インストール済みプログラムの一覧から「KB5034204」を発見できるはずだ。ここで[アンインストール]をクリックすればKB5034204のみを削除してインストール前の状態に戻すことができる。